巨人・李“虎キラー”は健在だった
サンケイスポーツ - 2008/10/8 21:32
(セ・リーグ、巨人3-1阪神、最終戦、巨人14勝10敗、8日、東京ドーム)超満員の東京ドームが揺れた。G党がオレンジのタオルマフラーをグルグル回す。三回だ。一死満塁のチャンスで、巨人・李承ヨプが左中間に先制の2点二塁打。普段は冷静なアジアの大砲も大興奮。二塁ベース上で手をたたいて喜んだ。
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「このチャンスは絶対につぶせないと思って、最低でも三塁走者をかえすことを考えていた。大振りせずに、コンパクトに上からたたけた」
チーム一丸でもぎ取った先制点だ。一死から脇谷の右越え二塁打、小笠原の四球、ラミレスの内野安打とつないだ。いつも以上に集中してバットを振った。
大一番でも“虎キラー”は健在だった。今季の阪神戦の打率は.342、3試合連続本塁打中でもある。日本一に輝いたロッテ在籍時の05年、阪神との日本シリーズで4試合3本塁打と大活躍した。あれから3年。今度は原巨人で勝負強さを再現した。
阪神と同率首位で迎えた10・8決戦。巨人が勝てば優勝マジック2が、阪神が勝てば3が点灯する状況。1994年、長嶋監督率いる巨人が、中日との最終戦同率決戦を制して優勝を決めたのも10・8だった。原監督は前日7日、この天王山を「ジャイアンツの日」と命名。一戦必勝に燃えていた。
李承ヨプはその“伝説”を「知らない」とサラリ。それでも優勝へかける思いは強い。今季の大半を2軍で過ごし、常にチームへの貢献を口にしてきたが、大一番で熱い思いをバットに込めた。
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