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串本町樫野のトルコ記念館で、昭和10年代に樫野のトルコ軍艦エルトゥールル号遭難慰霊碑で行われた追悼式典の写真を展示している。写真を保管していた大阪市の男性が町に寄贈した。町担当者は「これまでは記録がなかったが、戦時中にも追悼式典が行われたことがあったと証明できる貴重な資料」と話している。
エ号は1890年9月16日夜、樫野沖で暴風雨に遭い、岩礁に乗り上げ沈没した。600人余りの乗組員のうち69人が島民に助けられたが、多数の死者が出た。遭難直後に現場近くのがけの上に墓地が設けられた。以後、定期的に追悼式典が行われている。
写真を保管していたのは、大阪市の佐藤錬三さん(69)。姉から、大阪商工会議所に勤めていた父親が写っているということは聞いていたが、場所や時期など詳しいことは分からなかったという。新聞やテレビでエルトゥールル号の話題が取り上げられ、その写真や映像を見て、串本町で撮られたものだと分かったため、昨年秋に串本町に送り届けた。
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